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この日本の中では古くから、亡くなった人の魂は高い山の上に住むといわれてきました。
本当かどうかはわかりませんが、山には木曽の御嶽山や、山形の月山、四国の剣山とか、代表的なものでは、富士山といった、霊山がたくさんあります。
やはり、そういった意味から考えてみても、山は神秘的であり、亡くなられた霊体が住むには、とても環境のいい、現実なのでしょう。
山にそういう霊体が住むようになったのは、山の頂上が天に近いからといわれていますが、そして、自分が生きた大地を見下ろすことが出来るから、一番安心などといわれていることは事実です。
それ以外にも、山には神が宿り、凄い能力を持ち、その神の、修行に使われる山もたくさんあります。
高野山などは、たくさんの人が修行され、熊野の山奥も、そういった点では、多くの修行者達が、心の修行をされたことと思われます。
戸隠も、そういった点では、高僧達がその場を選び、悟りを開くための、いろんな解決の道として、その場を選んだことでしょう。
山という存在が、何か神秘的な意味を持ち、また気高い位の中で、その存在は明らかなものとなっていることでしょう。
しかしながら、山というと、反対に思われるものが、川ということになります。
川で霊的な現象の最高のイベントが、灯篭流しや精霊(しょうろう)流しです。
これも、霊達を清める、大変必要な儀式なのですが、一方では霊体は山に宿り、私達生きるものを見守ってくださると考えながら、もう一方では、川で流し、清めようとする考え方があるのです。
地方では、8月15日のお盆に、灯篭流しをするところが非常に多いことも事実です。
また地方によっては、紙で作ったお雛様や、紙で作った神様を、小さな小船に乗せ、川に流すという儀式もあります。
何か、川には霊体を清める、そういった意味があるのですが、逆にそれは流れていき、海へと向かうことも想像されてきます。
霊山と、精霊流しと、相反する行為の中に、私達日本人の、優れた思いと、意識の存在があるのでしょう。
亡くなった人を、これほどまでにも敬い、尊敬し、そして大切にする民族は、世界中で日本人ほどそういった考えを持っている人達はいないことでしょう。
亡くなったばっかりのその存在を、未来に生かそうとして、そしてそのものの存在を、否定することなく繋げようとした結果、ミイラ化という方法がありましたが、これでは、あくまでも肉体における現象の延長線上にあり、霊的現象の尊敬には、余り関与しないと思われます。
世界の各国には、まだたくさんの考え方があると思いますが、ここでは日本を中心に物事を考え、日本人のあり方をもう少し深く考えてみると、肉体を離れた霊体が、死という世界を持たないことが明らかになってきます。
要するに、この考え方の中には、霊的における、死という考え方は存在しないのです。
世界におけるアセンションとか、高次元化というのは、実は日本人のような、独特の考え方を持ち、生きているものが想像する世界ではなく、自分自身が霊体になったときの、その未来の発想を、どう現実の言葉で理解させるのかによって、こういった考え方が生まれてきたと考えると、非常に辻褄が合ってきます。
やはり、日本人が、肉体の死が人間の死でないことを、絶対的に理解できているはずなのです。
だからこそ、霊的現象を、これだけ大きなイベントで捉え、意識の中に存在させることの、その重要性を把握できるのです。
諸外国から見たならば、こういった日本人の感性は、とても不思議なことに思うかもしれませんが、権力の象徴であるようなピラミッドとは違い、霊的現象をこのように捉えるのは、かなり進んだ発想なのかもしれません。
確かに、インカやマヤや、エジプトの出来事もまた、全てが把握されたわけではなく、同じ現象の存在だったかもしれませんが、その魂が受け継がれ、現在に至っている日本人は、とても感性の豊かな存在だと思われます。
このように、日本人の感性を、世界中の人が持ったならば、生きる側の感性から捉えた存在ではなく、逆の霊的な立場から捉えた存在から見たならば、とても微笑ましい出来事になっているのでしょう。
私達も、今生きていますが、もし肉体を離れて、霊的な存在になったときに、生きている人達から、そんな風に理解されたならば、それはとても嬉しい出来事になることでしょう。

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