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 鏡と言うと日常生活の中に余りにも沢山存在し、朝起きると洗面台に鏡が有り歯を磨きながら自分の顔を見て、トイレに行って手を洗うとそこにもまた鏡が有って、あちこちに鏡が存在して自分の姿を幾らでも見る事が出来ます。
 その昔は神々の神事の中で、銅の鏡はとても大きな魔力を持っていました。そして鏡による政(まつりごと)は一番初めに、岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)に向けられました。そこに映し出された見事な美しさに惚れ惚れしながら、岩戸を開けてしまったという神話があります。
 鏡はそれ程、魅力的でありその人の全てを映し出しているのかもしれませんが、ここに実は大きな勘違いが存在しているのです。自分が見ている鏡で、自分の顔は常に逆に映ります。要するに左右が逆なのです。これは大変大きな出来事であり人から見られている姿と自分が見ている鏡の中は全く違うという事を、早くに確認して下さい。
 分け方も顔つきも、ボタンの留め方も、全て真逆に映るのです。その逆に映った自分を見てそして納得させようとしても、周りの人が見ている自分とは確実に違うのです。写真を見た時と鏡を見た時では、随分違って見えるのもそのせいなのです。
 自分の身の回りに有る沢山の鏡の中で、現実には存在しない自分を見てその姿を納得させながら、そのもう一人の自分と上手く付き合いながら、私達は日常生活を送っているのです。鏡の中に居る自分は、明らかに現実の自分ではありません。その事を早く知って下さい。
 自分への疑問を自分が解決する一つの条件として、鏡と対話してみてはいかがでしょうか。
 逆にその中に居る自分、要するに映し出された自分が自分ではなくもう一人の自分だとしたならば、面白い会話が出来てくるのです。この時、意識を変えてみて下さい。今までは自分が、鏡の中の自分を見てきました。毎日の様にそして自分からの発想で、その部分について意識を持ってきました。
 これからは自分の意識を鏡の中の自分に向けそしてもう一歩進み、鏡の中の自分が今の自分で鏡の向こうから鏡を見ている自分を見る事が出来たら、大変大きな結果をもたらしてきます。
 鏡を見る時、鏡に映る虚像ではなく鏡の中の自分に自分を置き換えそして、鏡を見ている自分を向こう側から常に見る様にしてみてはいかがでしょうか。
 そうすると本当の自分が見えてきます。顔にあるシミやそして眉毛や目も、必ず違って見えるはずです。本当の自分を見る様にそういった繕いをする事により、自分を知る事が出来るのです。
 鏡の中の自分を追いかけても、そこには本当の自分は存在しません。鏡の中の自分から自分を見る様にしたら、全ての粗が見えるのです。恥ずかしくて外を歩く事が出来なくなるかもしれません。肌の汚れやそんな物まで手に取る様に見える事でしょう。なぜなら向こう側に意識を置く事により、こちらの現実がもの凄く良く見えてくるからです。
 そしてその時必ず行われる行為に手で触れてみるという、要するに触感がそこには複合的に存在してきます。要するに触感と視感が共有する事により、現実を上手く知る事になるのです。
 そこから新たなスタートをすれば、迷いはなくなってきます。自分を知る事がいかに大切なのか、自分の現実を確認する事により、変な虚栄心はもうそこに存在しなくなるのです。
 今私達がそういった事から自分を見つめ直す事が出来たならば、現実に地に足がついた状態で歩みだす事が出来るでしょう。
 これからは鏡の中の自分に溺れる事なく今の自分を知りながら、未来へと歩いてみてはいかがでしょうか。

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デルファトラ星の6人の科学者の1人です。
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