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 お茶をされる方はよく分かると思いますが、結構高いお茶碗が売られています。陶芸の技術は非常に進み素晴らしい物は沢山あるのですが、こういった技術が中国から伝わってきたと言われていますが本当にそうなのでしょうか。
 美しい青磁の花瓶や上薬により輝く伊万里焼等、沢山の工芸美術品が日本に存在しています。瀬戸物と言われる程日本には陶器が多くお皿や花瓶、茶碗等非常に多くの陶器を使っています。
 そんな日常生活の中からもう一度、縄文文化と今を照らし合わせてみると、最もデザイン性に優れている物は縄文土器ではないでしょうか。弥生時代になってしまうとかなりシンプルになり、その代わり漆が塗られていたり機能的には使い易くなってはいるのですが、そういった機能さえ無視すれば、やはり一番素晴らしいのが縄文土器と言えるのではないでしょうか。
 しかもこの技術は世界を駆け巡り、南米ペルーにも日本の土を使った縄文土器が発掘されているのです。当時の方が今より科学が劣っていたという考え方は、私達の勝手な考え方なのかもしれません。何かの原因でそれが崩壊し消え去った文明文化なのかもしれないのです。
 発掘される幾つもの縄文土器は、縄で模様を付けられている事からその美しい縄目模様が、名前の所以(ゆえん)となっていますが、確かに見事としか言い様の無い程のあの装飾技術は、非常に豊かな心を表し、デザインセンスは今の芸術家にはない程の高い意識の中で見出されたものと思われます。用途ばかりを考えずそれを上薬などで誤魔化さず、形そのものが非常に高いデザイン性を持ち、あれ程までに緻密に計算されしかも見る角度を選ばせないどこから見ても統一性のある、なんて素晴らしい感性の高い物なのでしょうか。
 それを作り上げようとした彼らはどれ程、高い知識を持ちこの形を作り出していったのか、そんな事を考えていると、今の私達にはない自然と戯れ、自然と遊び非常に品の高い高貴なデザインを生み出したと考えられます。こういったデザイン性を考えると日本の陶芸文化はいつから続いてきたのか、旧石器時代から縄文時代と長い歳月が流れ消え去った歴史の中に、もっと大きな真実が隠されている様に思います。
 中国4千年の歴史と言われていますが、確かにここ2千年位はその関係は非常に密接なものがあったと思われますがそれ以前の釈迦が生まれる前、もっと前からこの日本には素晴らしい文化があったのではないでしょうか。
 今から4万年前にこの島に住み着いたと言われる日本人がその考えを覆す程の歴史を持ち、出雲で発見された9万年前の石器や長野で発見された13万年前の石器も存在しているのです。10万年もの間石器文化が続いたとは思えません。今の私達の文化文明も、高々1000年足らずのものです。この隠された10万年の中に多くの謎が秘められていると思われます。
 ヨーロッパで言われるあの美しいミロのビーナスも、紀元前に制作された物です。オーパーツと言われる水晶、どくろもやはり年代を追うと、かなり古い物である事は間違いないのです。
 ここで私達は今が一番進んだ文化文明ではない事に気付かなければなりません。縄文土器一つとってみても、私達の感性を超える素晴らしい意識があったからこそあの様な素晴らしい物が出来たと思われます。
 歴史は繰り返され多くの過ちの中から未来が作られてきましたが、もう一度縄文時代や旧石器時代を調べる事で私達がこれからどう生きていったら良いか、そんなヒントがそこに有るのではないでしょうか。

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