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 とても親しい間柄だと言っても、お互いがそう思っているとは限らないものです。
 信用して話した事がいつの間にか仇となり、悪口に変わってしまったり上げ足を取られたりします。なぜこんな事が起こってしまうのでしょうか。それは相手に対する判断の間違いから起こります。気を許す事は、自然界の法則から言えばあまりしてはいけない行為なのです。
 森の動物達はいつ敵に襲われるのか分かりません。だからいつも気を張って油断しないようにしています。人間界は動物達と違い、約束事が成り立ち、お互いを尊重し合うという総合関係が上手く組み立てられます。しかしそれが親し過ぎる関係となると、勝手にこの位までは許してもらえると判断します。そこには思いやりという精神があり、それが有効利用された時上手く行くのですが、必ずそうなるとは限りません。
 気心が知れた間柄に起こる判断ミスが、相手に対する不信感を抱かせる原因となるのです。油断や心の隙間が悪い方向に導かれ、人間関係を悪くするのです。親しき仲にも礼儀ありを昔の人は言います。その事が分かっていれば回避出来る事柄なのですが、意外と人は甘く出来ているものです。飼い犬に手を噛まれるそんな事は、今の世の中では、日常茶飯事よく起こる事です。だからと言って常に人を疑っていても、自分の心を寂しくさせるだけなのです。
 自分の信じた人に裏切られたなら本望と思えば、それで済む事なのです。相手を思いやる気持ちがあれば、いつかは分かり合えるはずです。しかしその自分の過ちを正当化しようとして、相手の悪口を言いふらす人が居ます。あんなにイチゴを沢山くれて、微笑ましく過ごした日々などすっかり忘れ、いつの間にか有りもしない事まででっち上げ悪口を言わなければならないなんて、かえって可哀相に思えてきます。
 これは例えばの話ですが、そんな事を経験した人も沢山いる事でしょう。自分の間違いを素直に認めれば、大きな問題にならなかったかもしれないのに、自分で泥沼を作ってしまい、そこに自分が落ちていくのです。裏切りや意識のもつれは、当事者達の問題であり他人には関係の無い出来事なのですが、往々にして他人を巻き込み自分を正当化させ納得しようとする、それはかえってみじめな事になるのです。
 それを聞かされた人は、ひとまず両方から距離を置きます。なぜならば、その人の癖から判断し、自分も巻き込まれたくないからなのです。また逆に、自分がいつ当事者にされるか分からない危険を含んでいるからです。要するにあちこちに悪口を言いふらす人程、自分の世間を狭くしてしまうのです。
 人間と言うのは、常に甘い考えと戦わなければなりません。それなのに仲間を作ろうとし、そして信じようとし、そこに油断が生まれ気心が知れているからこそ、絶対にしてはいけない事なのです。そんな時に、あの人は油断も隙もあったもんじゃないと言います。とても残念な事です。修復する方法はない訳ではありません。いつか必ず修復出来るとすれば、最低、他人を巻き込まない事です。他人を巻き込んでしまうと、その人へも言い訳をしなければならなくなります。
 軽率な行動は慎みたいものです。人間達はもっと素直に分かり合える、そんな時代が来たら素晴らしいですね。

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