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なぜ秋になると植物達は綺麗に色着き、私達人間を楽しませてくれるのでしょうか。
一言に紅葉といっても、植物達により異なります。もみじはその代表的なものですが、かえでや白樺もとても綺麗です。特にナナカマドや漆が鮮やかで、とても綺麗です。どうして葉を落とすわずかな時間の中で、あそこまで見事に、逆に言ったなら花よりも綺麗で最後を飾るのでしょうか。
来年の新芽は、葉の付け根にあり、夏にはもう準備されています。その後養分を蓄え冬の準備に入るのですが、ただ茶色くなって枯れ落ちても何の問題もないように思います。しかし彼らは、自然界の法則の中で見事に色着き、ある種プライドにも思える誇り高き姿に感じます。
この様な植物達の生き様を見ながら人間達も、最後の最後までこの様に美しく生きられたらなと思います。太陽の光を上手く使い、植物の色素体が老化していく、ただそれだけの行為が機密に計算された法則の中で、当たり前の様に狂いもなく人間達に秋を教える、そして心を豊かにしてくれます。自分達にとってはあまり意味のない出来事であっても、それを楽しむ人々の意識は感謝の気持ちで一杯です。
こんな時私達は、植物から多くの事を学ぶ事が出来ます。人間の生き方に影響する様な事柄なのですが、それを見る人々達が楽しみ感謝しても、学ぼうとはしていません。すさんだ心を癒してもらったなら人間達も本来ならば、お返ししなければなりません。してもらう事ばかりで返す事を知らない人々は、森林を伐採して街を作り、どれだけの自然を壊してきたのでしょうか。
それなのに、残されたわずかの自然の紅葉を楽しむ権利など、本来はないはずなのです。今からでも秋の紅葉に心を動かされたなら、自分に出来る何かを考えてみてはいかがでしょうか。自然を守りこの地球が喜んでくれるような、そんな思いで自然に触れたなら、毎年山は綺麗に色着く事でしょう。
出来るだけ多くの人々が、自然を守るよう活動していただけたらと思います。