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神社でよく見受けられる事ですが、社殿に参拝する時にたまに「荒魂を祭る社殿」と「和魂を祭る社殿」が別れて二つあります。
内容は字のごとくなのですが、なぜ二つ必要なのか、そして二つある事によってどの様な現象が起こるのか。それを仮に、人間に置き換えてみたらどうでしょうか。荒々しい魂の場合、人と衝突したり、気持ちが苛々したり、虚栄心で強さを強調したり、色々な場合がありますが、強さを表す事はとても必要な事だと思います。
また、和魂(優しく思いやりの魂)の場合、人に優しく接したり、思いやりを持って何かをしてあげたり、争い事を避けて和みの世界へと、とても穏やかな心となっていくでしょう。この二つの中で各々に欠けている部分、そして二つある事により生まれてくる事柄の中で最も重要なのが、二つ合わさる事によって生まれる「勇気」という言葉で置き換えられると思います。
優しさだけでも、荒々しいだけでも、勇気は生まれてこないのです。両方ある事によって、そこから勇気が生まれてきます。間違った事をしている人に、優しく振る舞うだけでも、また荒々しく振る舞うだけでも、何の解決も見出す事は出来ません。勇気を持って、注意する事が必要です。間違いを正そうとする時には大変、勇気が必要となります。勇気がないと、人に注意したり、自分の間違いを訂正したりする事が出来ないのです。
だから神々の世界でも、この二つが大変重要な事柄となるのでしょう。
私達も勇気を持って、悪に立ち向かい、悪をなくしていく必要があると思います。
穏やかな和みの世界を築く為にも、勇気が必要です。
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