野沢菜畑

農事業部 種まき風景

人を惑わすもの

勝手な想像を自分を対象に行う分には、何の問題も無く、返って楽しい物なんですけど、少しばかりの問題が提案され、それが自分以外の人物を対象に行われた場合、答えを見つける事はかなり難しい物です。
　それでも長い学校教育の中で、答えばかり要求されて来た習慣が抜けきれず、結論を急ごうとし、その時は気付かないのですが、時間の経過と共にそこに迷いが生じ、自分を惑わす結果と成ってしまうんのです。
　しかし出た答えが正しいかは別とし、自分を納得させる為の行動を行い、自己満足を得ようとしてしまうのです。
　人を読む事は本当に難しい。身勝手な想像で自分を苦しめ、勘違いを訂正する勇気も無く、さ迷い困惑する意識は、行き場を失うのです。
　スムーズな人間関係を、維持する為に言葉が有り、倭民族の奥ゆかしさが、言葉を濁し率直な意見は述べず、遠回しにねぎらうのです。


　

死後の世界を今変える

死後の世界は未知数で、経験の無い不安が、今の有り方を変え、教えを求め門を叩いても、得る物は僅かな安らぎと欲の現実かもしれない。
　附属宗教に依存し心を開いても、不安の全てを消す事は出来ず、想像されるあの世とは、楽観的に考えてもいられない様な気がします。
　良く言われる事は、あの世の入り口に閻魔大王が居て、生きている時に犯した全ての罪を償い、手を抜いた事柄への反省をさせられ、そして地獄に落ちるか、極楽に行き修行するかが決められるのだと。
　本当か嘘かは別とし、生きている内に閻魔大王の機嫌取りし、過去の清算が出来たなら、少しは安心できる材料と成るのではないでしょうか。
　仁王や四天王と言った、凄まじい形相は、人間への戒め。そして悪行への恐怖を与えるもの。この様な現実を想像した人物が、実際に居たとは。
　物質を超える意識は過去に戻り、過ちや経験、そして心の苦痛を癒し、今という環境を瞬間に変える事が出来るのです。

未来図

地球は究極の自然を取り戻し、ドームに仕切られた空間の中で人間は、豊かな心を反映させながら、満たされた世界で生きています。
　ドーム同士は地下トンネルで結ばれ、真空化されたトンネル内部では、カプセルに乗り移動は重力を操る磁気の中で、抵抗無く高速移動を可能にしています。
　ドーム内では炭水化物製造装置が設置され、水と二酸化炭素が、エネルギー不変の法則を現実の物とし活躍しているのです。
　また地下ではマグマの熱を利用した発電や、農業における水耕栽培が、人工太陽の元で行われ、野菜や果物は限りなく、自然な状態で栽培され、酸素の供給にも貢献しているのです。
　娯楽的な環境やスポーツは、情報と現実を想像で理解させ、人工的に肉体疲労をプログラムし、組み込まれるようにセットされています。
　労働はロボットが行い、工場はコンピューター管理され、破壊のエネルギーは全否定され、ドーム外部には排泄されないようになっています。
　社会生活に於ける、知識の習得や学問は、時間の有効利用に役立ち、原始的な方法で行われている所があります。
　未来図の中で確認される現実は、遠い過去の記憶を辿る旅の始まりなんです。