想像を超えて作られた神話の世界

万葉集も古事記も、現実と非現実が入れ乱れ、創造化された部分と、都合良く書き換えられた部分が、当時を偲ぶには、申し分の無い雰囲気を醸し出してくれる。
　仏像も神話も、そしておとぎ話も、想像力を持って理解したなら、否定する物は何も無く、反って面白味が増し楽しめるのです。
　何故ならそれらは想像から始まり、やがて想像を超え究極の世界を創り出し、現実の中でその存在を確立し、社会的地位を築き上げて来たからなのです。
　そう遠くない未来も、自由意識は現実である事の意味を持つ事なく、想像で創り上げる未知的な環境が、豊かな心を反映する元と成るのです。
　夢を現実化する意味は何処にもなく、逆に想像は物質的な混乱を招く事なく、環境への配慮に貢献する事に成るのです。
　観念や社会常識は、世間体を保つだけで想像力を乏しくする原因と成り、現実化する希望だけを要求して来るのです。
　人間が持つ想像力に限界はなく、現実である意味より、それを超えた独創性の中、自由な存在と成って行くのです。

葉ケイトウの花

ハイビスカス

11月の浜辺

想像で作り上げる超意識の世界

現実的観念に支配され、希望する未来が今の延長線上に存在し、次元を超える時間の超越を理解する事が難しくなっています。
　肉体が有る事に媚びし、導きを自分以外に求め彷徨う意識は、言葉で理解しようとする悪い癖を抑える事が出来ないのです。
　地球上で発生する全ての科学は、想像する事から始まり、結果として現実を手に入れ存在している事を知って下さい。
　不可能と思えば何も始まらない。挑戦は自由に与えられた権利、幽体離脱、意識の移動に、時間も距離も意味を持つ事はないのです。
　そして想像する能力を高めたなら、観念から逃れた意識は、突拍子もない発想へと移行され、高時原界に新たなスペースを作り出すのです。
　過去の経験や現実は、情報化され記憶の中に収納されている以上、物質的に触れる事は不可能に成ります。
　よって情報化された記憶は、自分と他人を区別する必要性は何処にもなく、共有化すれば全ての人に、現実的な過去が記憶されても、それは特別な事ではないのです。
　バーチャル的に存在する出来事を、現実と区別する事より、情報化する事により、意識の有利性が発生し、有意義な時間と成るのです。
　無機物的な意識が想像する高次元ステージには、阻害される抵抗は無く、自由が支配を続ける、夢を超えた世界なんです。
　私達に地球上最も優れた脳を与えてくれた神は、なぜ使わないのかと言っています。
　大宇宙を想像し彷徨う意識は、デルファトラの神と未来を確認し現実を否定する事なく、実行へと移るでしょう。
　始まっているのです。常識では理解できない、未知数的な現実が、目の前に有るのです。