時間も距離も観念

１００年前の日本を想像して観て下さい。道路は狭く、馬が走る。そして鉄道が引かれ始め、文明の息吹を、感じ始めた頃です。
　東京、大阪間はまだ遠く、何日も旅をしなければ、成らなかったのですが、今はどうでしょうか。新幹線が走り、日帰りも出来る様に成ったのです。
　また電話が無かった頃、手紙が届くのに何日もかかり、返事を待つのに、また何日もかかり、話し合いなど、会わないと出来なかったのです。
　要するに１００年前の一日と、今の一日の一番大きな違いは、距離と時間が短縮されたと言う事なんです。
　しかしそれは、実際に感じる出来事なんですが、さらに遡り縄文時代の生活を見た時、その時間と距離が、太陽と星の関係で超越され、肉体と言う観念を離れ意識の世界で、繋がっていた時代がが在るのです。
　今科学が進み、また通信機器が進化し、光の速度で物事を捉える事が、可能と成って来ました。
著しく縮んだ時間と距離は、移動と言う不合理性を無くし、存在しているのです。