自然に導かれて

豊かな心を育むには、人々の優しさや力強さが大切ですが、もっと身近で当たり前すぎて気付きもしないのが、自然の優しさです。
　風の音は時には厳しく、また時には心地良さを誘う。雨音は寂しさを紛らわしてくれる。
　鳥の声や、小川のせせらぎ、春の芽吹きに秋の紅葉、山の緑や空の色、何処までも続く青い海。そして白い波。
　草原に咲く沢山の花達、風に舞う花びら、香りのどかに風に乗る。
　目の前に有る自然。人の機嫌など関係なく、全ての命を育てる。
　雪の白さが穢れを消して、純粋な大地に恵みを与える。太陽の光が、眠っていた種の目を覚まし、春を告げる。
　私達は常に自然に導かれ生きているのです。自分に食べられた多くの命達に、言い訳なんか通用しません。
　謙虚に自然を観て、自然が教えてくれます。なぜ神は人間を作られたのか。そして人間の役割が何なのかを。