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富岡鉄斎の掛軸に書かれた登り龍は、少し、か細く貧弱の様に見えますが、頭の形や目は鋭く、今にも動き出そうとしている様に見えます。
 俗に言う龍神様、黒龍、青龍、赤龍、白龍、九頭龍、などが代表的ですが、一体その正体は何者なんでしょうか。
 人間が作った空想的な見方も有りますが、実際に居たという説も有ります。
 鉄斎の龍神は、青空に浮かぶ雲の様で、実際に動き回っている様に見え、本当にこんな姿だったのではないかと思わせる程、暈し墨技法を使い見事に描かれています。
 夕焼けが黄金の様に輝き、鱗雲が線上に伸び、まるで黄金龍が表れたみたいで、とても幻想的な時間を過ごした事が有ります。
 また真夏のとても暑い日の夕方、急に空が暗くなり、入道雲が張り出す中で、黒い龍神雲を見た 事が有ります。
 そうかと思えば、真冬の物凄く寒じた日、真っ白な雪の上でダイヤモンドダストが輝く中で、白い渦が白龍と成り、空に昇って行くのを見ました。
 そこに意識や感情が宿り、そして願いが込められたら、雲であっても神と成り、崇められるのは、当然の事です。
 そして人々の信仰を集め、意識により偶像が動き出す。やがて神と一体と成り、水を司る龍神様と成って行ったのです。
 農耕民族であった倭人にとって、なくては成らない神様なのです。


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