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それは遺伝子操作から、始まった。
農薬を使わないとか、美味しいものでかつ量が沢山とれるとか、利点は沢山あり、その広がりを止める事は出来ません。今世界中で遺伝子を組み換え、または遺伝子操作された野菜や果物が、出回っています。この事の怖さについては、まだ人類は気付いていないのです。
しかし、もし情報栄養学理論が正しいとするならば、そして世界がそれを認めたならば、なんて大きな過ちをしたのかその時初めて気付くのです。たった一つのプログラムの崩壊が私達の脳を、少しずつ狂わせていくのです。
そしてある時、その瞬間は音も立てずにやって来るのです。これから私達はその恐怖と戦わなければなりません。見た目に何も起こっていない様に思えても、確実にやってきます。そして自分が何をしているのか、なぜここに居るのかさえも、分からなくなってしまうのです。
肉体の維持プログラムが正常に動いていたとしても、環境に対する順応プログラムが大きく変化し、社会生活が出来なくなってしまうのです。正常な判断が出来なければ、人を裁く事も出来なくなってしまいます。それは人と呼ぶには、あまりにもかけ離れた存在になってしまっているからです。
もう既に始まっています。
野菜や果物、草花の花粉は、たった13日で世界一周してしまいす。地球における生命維持プログラムの中にもう既に入り込み、その破壊が始まっているのです。遺伝子組み換えでない食物でさえも、その影響をもう既に受けてしまっているという事なのです。
取り返しがつかない世界へ人類は、堕ちて行ってしまったのです。小さな物を見ようとする顕微鏡さえ作らなかったら、起こらなかったのかもしれません。この先の事を考えると、出口の見えないトンネルの中で、苦しみもがいているかの様です。
自然災害は、何度も繰り返してきたはず。
それでも人類は生き残ってきました。
しかし今回人類が犯したこのプログラムの破壊は、人類そのものが生きる権利を失ってしまう程のものです。確実に手遅れかもしれませんが、どこかに解決の糸口があるはずです。
早くそれを理解し、実行する事です。
急がなくてはなりません。
編集後記
今後人類は、過去の過ちをどう清算するかが最大のテーマとなる日がくるでしょう。
それは未来をどう築くかという事よりも、大切な事なのです。
大自然の管理者である人間が、自然を乗り越えようとして犯した罪は取り返しのつ
かない事態を招いています。それはかつて人類が経験した事のない程大きな出来事
なのです。
気付くのがあまりにも遅すぎた様に思います。いや、まだ気付かない人が多すぎる
のです。
早く気付いてほしい。そんな願いを込めて書かせていただきました。