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 日本では戦国時代、多くの影武者が存在したと言われていました。一番代表的なのが武田信玄ではないでしょうか。しかしそればかりではなく上杉謙信が女だったとか聖徳太子も女性だったとか色々な事を言われていますが、今となってはその確認は非常に難しいものといえるでしょう。
 身の危険を感じた人々は位の高い人程影武者を立て、そして自分の命を守るといった考え方は当然だったのかもしれません。また君主が亡くなってしまうと反乱が起こります。亡くなっても影武者を立てて生きているかの様に振舞わなければいけない、そんな現実も有ったのでしょう。
 特に宗教的な考え方の中では開祖が亡くなってしまうとそのパワーは失われ崩壊へと導かれてしまう為、亡くなっても影武者を立て生きているかの様に振舞う、この日本では影武者は当たり前の様に行われる独特のスタイルではないでしょうか。本物は陰にい居て表に出るのはもう一人の自分、要するに影武者なのです。
 最近の中で最もそれが騒がれているのが、二人の明治天皇という考え方があります。確かに明治天皇が二人居たという説を唱えている方が何人かいらっしゃる事は大変面白い事かもしれません。幾つかの書物の中で、そういったものが書かれている事も確かなのです。日本における天皇家の存続は非常に重要性を持ち、江戸から明治への大波乱の時にその様な事があったとしても決して不思議なものではありません。
 逆に当たり前の行為だったのかもしれません。身の危険を感じたならばそうするのが一番正しい方法なのかもしれません。それによってどこか大きな被害が出たならともかく、その行為そのものが批判される要素は全くないのです。
 武田信玄の影武者という映画が作られ沢山の人がそれを目にした事と思いますが、激動の戦国時代ではそれは必要不可欠な現実だったのでしょう。明治維新も同じ様な危険をはらみ、その後戦争へと日本は進んでいきました。平和宣言をした現在の私達には、要するに戦争を知らない人々の中では余り理解できない事かもしれませんが、そういう激動の時代があった事は忘れてはいけない事なのでしょう。
 キリストも双子の兄弟だと言われています。確かに十字架を背負った彼は影武者だったのかもしれません。色々な歴史の裏には沢山のそういった秘密が隠されているのかもしれません。しかしながらそれをどうこう言っても逆に何の意味もなく、今の現実を知る方が私達にとっては良い事なのではないでしょうか。
 世界の歴史はこの様な中で作り上げられていったのかもしれません。存在が大きな人程その存在感は多くの人を魅了させ、そして新しい文化がそこから生まれてきているのです。
 能力の高い素晴らしい人が居ればそこに多くの人が集まります。日本の古墳を見ると、あんなにでっかいお墓は今のどんな素晴らしい人でも作ってもらう事は出来ないでしょう。世界一大きなお墓が日本の古墳とピラミッドとも言われていますが、確かにそれが事実だとしたならばその人の持つ力は大変偉大なものであったに違いないでしょう。要するに亡くなってからもその力は持続され、亡くなったからこそその人をたたえる大きな墓が出来そしてその力は永遠に持続していく、これは大変素晴らしい考え方の一つだと思います。
 世界にはまだ幾つもの秘密が隠されていると思いますが、死者の力の偉大さはこの日本ではかなり尊重されるのではないでしょうか。そしてそれが語り継がれ今となっているのです。
 私達もその様な考え方の中から影武者という言葉を理解した時、それは優しさと安定の中に現実化していった当たり前の現象だといえるでしょう。

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