心休まる静かな時間

ベットに横たわり好きなＣＤを聞いてる。１２度という部屋の寒さが心地良く、窓から差し込む月の明かりが、記憶を遠くに運んでくれる。
　一滴の酒も必要としない。心で聴く音楽は軽い眠りを誘い、良かった日々を思い出している。酔っていては、こんなに安らぐ時間は持てないだろう。
　これから迎える乱れる意識の社会現象に、人々は信じる物を無くし、疲れ果てた体と心を癒すには、思い出が美しくなければ成りません。
　楽しかった日々の思い出を、ポッケットに詰め込んで、我慢の連続。裏切られても、信じ続ける勇気と優しさ。
　遠くの山が白く成り始め、紅葉が鮮やかに色付き、欅並木が風に揺れてる。舞い降りた一枚のイチョウの葉が、明日を占っているよう。

消せない記憶

何時の間にか脳裏に去来し、思い出したくなくても、思い出してしまう。忘れる事の出来ない、厄介な記憶が有ります。
　想い出すきかっけは単純で、物事が自分の思い道理に成らない些細な事で、頭の中にその嫌な記憶が蘇るのです。
　例えば、着て行く服が見つからないとか、待ち合わせ時間に成っても、待ち人が来なかったり、電話をかけても相手が出なかったり、本来は余り気にしなくても良い事なんですが、虫の居所が悪いとか、自愛が強すぎるとかで、そういった現象が起こるのです。
　人生に答えを何時も追いかけ、曖昧な答えでは納得しない。未来の結果を過去の現象から予測し、悪い方に導いてしまう。
　消せない記憶が、自分にとって不合理な物だとしたら、その記憶に自分にとって有利な答えを与えて上げる事で、忘れてしまう事が出来るのです。
　自分の意識を追い込む事が得意な人は、知らず知らずの内に、他人の意識も追い込む癖が出てしまうのです。

霊的感性

社会生活を営む中で、常識や理屈では理解できない、不可思議な事が、現実に起こる事がまれに有ります。
　神憑り的でも有り、超常現象的でも有る。しかし、それらは皆自然現象の一部に過ぎなく、特別に考える必要は無いのです。
　三次元界で起こる、自然エネルギーに依存した出来事は、起こる回数の度合いにより、当たり前と特別に分けられるだけなんです。
　中でも霊的な現象について、特に不思議と思う事が有りますが、これらも当たり前の自然現象であり、理解しにくいだけの事なんです。
　要するに霊的感性を養えば、起こる事全てが理解でき、逆にそれを利用したり、起こす事さえも可能と成るのです。
　見える物だけが全てでは無い、見えない世界の大きさを知る事です。

記憶に残る冷たさ

暗闇の中を一人で歩いていて、何か蓋の様な物を開け中を見ている。何の意味が有ってそんな事をしているのか訳が分からない。
　突然目の前に大きな穴が開き、誰かにその穴に突き落される。長い暗闇を抜けると冷たい海のそこに居た。
　足元にはナマコの様な物が居て、気持ち悪かった事を思い出す。
　これが地球と言う所なのか。デルファトラの神が呟く、お前がおかした間違いがを正して来なさいと。
　隕石の衝突により歪んだ地軸が安定感を無くし、全ての物質に悪影響を与えている。それを安定させようと水が動いたのですが、その結果、水が劣化し、一部の生命体は弱体化してしまったのです。
　電磁波や磁力線の影響を受けない水を、初めから作っていたなら、落ちて来なくて済んだのですが、自分のミスはやはり正さなくてはいけないのです。

強く願う

自分の要求する希望が本当に叶う為には、その目的に対してより具体的に、強く願う事が肝心なんです。
　その時、神は道標を立て、そこに向かうように誘導し、周りの環境を整え時間を逆算しながら、その瞬間を演出するのです。
　突然訪れる現実は、夢の様に光をばらまき、見え始めた希望に感動する意識は、確実に今を捉え感謝する事でしょう。
　ただしその時大事な事は、多くを望まないと言う事なんです。何故なら自分に有った未来の設計をしなければ、意味の無い物に成ってしまうからなんです。