無に成り満たされる

不満ばかりまき散らす、自分中心に物事を考える、やって貰って当たり前、意見が理解されないとイライラが募る。
　相手がどう思うかは、関係ない、どんな事でも自分を守り、正当化させてしまう。
　そんな自分に嫌気がさした時、一度、無に成って見ては如何でしょうか。
　全てに満たされる事は、非常に難しい事です。言葉では、全てを受け入れる勇気が有ればと、理解していても、今までの柵や世間体に惑わされ、その勇気が持てなく現実に引き戻されてしまうのです。
　しかし無に成る事はそんなに、難しい物ではありません。心を落ち着かせ、大きく息をする。何も考えない様にするのではなく、逆に、捨てる物を出来るだけ多く思い出す。
　要するに、全部捨ててしまい、身軽になる。自分を駄目にする、霊体欲を捨てきった時、爽やかな気分と、安らぎが待っています。
　本当は、欲しい物などそんなに無かったんだ、安心と自然と寂しさを埋める物が有れば、それで良い。
　無に成り、始めて満たされる。後は、自分に何が出来るか、何をして上げられるか、考えたら、穏やかな時間に、包まれる喜びを知る事になるのです。