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何気ない毎日の生活の中で、私達は喜びまた悲しみ、そして多くの出会いの中で、何気なく毎日を過ごしています。
全てが自由であったり、欲しいものが手に入ったり、旅行に行ったり、食事をしたり、そんな世界で、楽しく暮らしているように見えていますが、実はこういった出来事は、人類という人種が乗る、列車の中で繰り広げられている出来事に過ぎないのです。
ほとんどの出来事は、観念の組み合わせによって作られ、要するに、夜になったら寝るとか、朝ごはんを食べたり、仕事をしたり、買い物をしたり、また、農業や漁業も、意図的に作られた世界の中で、繰り返される毎日を過ごしているに過ぎないのです。
全てが仕組まれた世界で、ただそのレールの上を走っているに過ぎないのです。
このレールの上を走る列車には、大いなる欠点が一つ存在します。

飛行場でみんなが感じることは、飛行機はバックできないということです。
だから前輪を押してもらい、前にしか進むことが出来ないという欠点を補っているのです。
レールを走る列車にも、大いなる欠点があります。
前へ前へと進みながら、交差点に出合ったとき、この人類という列車は、右へも左へも曲がることは出来ないのです。
今私達は、T字路という、極めてこの列車にとって、未来を失わせるほどの、現象を目の前にすることとなっているのです。
もうお分かりのはずです。
前へ進むことと後ろにバックすることは、余りにも容易にできる列車であっても、方向を変えようとすると、大きなカーブを描きながら、ある程度の距離を保って方向を変えるしか、列車が進む方向を変える手立てはないのです。
人類は、融通の利かない、そういった列車に乗っているのです。
ここで右に曲がれたらいいのにと考えても、また左に曲がれたらいいのにと考えてみても、その交差点を右折することも、左折することも出来ないのです。
人から何か言われたときも、自分の襟を正すことが、そして、自己否定することが出来ないのは、敷かれたレールの上を走っている列車に乗っているからこそ起こる現象なのです。
人は観念という列車に乗り、自己の欲と楽観的な未来を夢見ながら、その列車は、どんなに間違いに気付いても、前に進むしかないのです。
やがてT字路にぶつかることは、間違いないのです。
そしてそのとき、人類は、何を考え、どういった方向に進むのか、今の現実の中では、全くその想像は出来ていないのです。
想定外という言葉がよく使われますが、そうではなく、想像すらしていない、茨の道がそこに存在していることは明らかなのです。
何故ならば、T字路をまっすぐ進む列車は、その向こうに線路が敷かれていない中で、どう進めばいいのか、そこが明るいのか暗いのか、周りに何があるのか、全くの未知数の中で、これから人類は歩んでいかなければならなくなるからです。

今なら、少しだけ後戻りし、大きくカーブを回りながら方向を変えることは可能ですが、今この列車は、そういった考え方を、全く持っていないのです。
何故ならば、神々がどんなに警告をしても、人類はついに、行き着くとこまで行くことを望んでしまったからです。
この人類という列車は、間違いに気付いてもそれを改めることなく、前にしか進むことの出来ない愚かな列車ですが、唯一つ大きな残念なことは、わずかな意識によりこの列車が操縦されているということなのです。
乗客達は何も知らずに、ただこの列車に乗り合わせながら、何気ない毎日を過ごしているに過ぎないのです。
だからこそ、この乗客達に、いろんな危機的なことを伝えたとしても、列車を操縦していない彼らにとっては、どうにもできない出来事なのです。
人類が乗せられたこの列車は、未だに暴走を繰り返しながら、T字路を突っ切ろうとしています。
取り返しのつかないことは、もう起こり始めているのです。
未来はもっと、危機的な状態に陥ることでしょう。
もう打つ手はありません。
もし乗客の中で、気付くことがあったとするならば、この走る列車から、飛び降りる勇気を持って下さい。
それしか、方法はありません。

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デルファトラ星の6人の科学者の1人です。
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