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日常生活の中で、たまたま困った事や無理難題が発生する事があります。
そんな時私達は、何かにすがるように誰かに相談を持ちかけます。それも極めて不可能な事と分かっていてもとりあえず、話してみようかと考えます。聞く側は話の途中で「そんなのダメよ」と言ってしまったならば、全てが終わりです。相手はあくまで、困った上での相談事です。中には、欲の世界で無理難題を通そうとする人も居ますが、そういう人ばかりではありません。
本当に困った人が居た場合まず、最初にしなければならない事は、全部聞いてあげる事です。そして、相手の立場に立つ事です。相手の立場に立たなければ、何も分かりません。相手の立場に立った時、その深刻な悩みが自分の悩みと同化し、苦しみの中に共有した意識を持つ事が出来ます。「本当に困ったね」と自分の中でも相手の苦しみを理解する事になる。その上で解決方法がなくても、相手を納得させ安らぎの想いを与える事が出来るのです。
そんな優しさの中で人間関係が繕われたならば、決して争いは起こらないはずです。相手の立場に立ち、無理な事でも一度は理解し、叶わない事であっても一緒に悩み、解決方法がなくても何か糸口を模索する事が、大切な事ではないでしょうか。初めからダメと分かっていても、不可能な事であっても、一度は全部聞いてあげて下さい。そこから、新たな人間関係が生まれてくる事でしょう。
人間は本来、そうでなければならないのです。人間だからこそ、出来る事なのです。
聞いてあげる事がどんなに大切な事か。いつか聞いてもらう立場になる時だってあるのです。
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