有利性と不合理性

　社会生活を営む上で、全ての人間関係の中には、どちらかが有利に成ったり又、不利に成ったりという事があります。
　例えば、教える側は常に上位的であり、教わる側は逆に下位的な立場にいるのですが、この時どちらの方が有利かというと、教える側は自分の知っている事を伝えてしまう訳であり、教える人にとってそこに合理性は生まれてこないのですが、教わる側は自分の知らない事を学べる訳ですから、その時間はかなりの合理性を生むと考えた方が辻褄が合ってきます。
　ただ教える側は、優越感に浸りながら有利性を持っているだけで、実際に儲かっているのは、教わる側の方なのです。立場を小さくし、相手を煽て、知らない事を学んだ方が、それはとても得をする事になるのです。だから有利だからといって得をする訳ではなく、不利だからといって損をする訳でもないのです。
　こういった関係が分かってきた時、そこを上手くすり抜ける方法が生まれてくるのです。教える側が、有利に立っているからといって優越感に浸っていると、教わる側がそれを全て学んだ時、いつか教える側より、高い知識や能力を得てしまう事もあるのです。教える人に、教えてくれる人は居ません。
　常に不利な立場に居るのが、教える側の関係なのです。そこでセミナーなど開いている多くの人達は、要するに主催者達は、それをお金に変えて利益を得ようとしているのです。要するに不利だからこそ、その分お金で補うというのがこの種の考え方であり、得をするのだからお金を払いなさいという、こういった関係が生まれてくるのです。素晴らしい話を有料で聞く事が、やはりお互いにとって合理性が生まれてくる、絶対的な条件ではないでしょうか。
　無料で話をするから安っぽく見られてしまったり、軽く考えられてしまったりする事があるのですが、そこでお金を取る事により、その内容を重要性のあるものに変える事が出来るのかもしれません。こういったブログ等で無料発信する事は、本来ならばあまり意味の無い事なのかもしれません。
　しかしここに相手を意識しない、要するに今回この様な形で行っている行為は、ＲＮＡの記憶に対しやはり思い出した時に、メモしておく必要があるからなのです。思い出した時に書いておかないと、自分ですら忘れてしまう、そんな現象があるのです。
　新しい考え方と古い考え方が、上手く融合し合った時、色んな意識が生まれてきます。そしてそれが一人でも良いから、誰かの役に立てば、そこに何の存在が無くてもそれはそれで構わないのです。デルファトラ星の考え方は、この地球でもきっと役に立つ事でしょう。
　有利性も不合理性も、それは人間の観念の中で起こる、損得の計算の中で生まれる行為であり、それを失くせばそれは、あまり意味のない事になる事でしょう。今もう一度新しい意識が、この地球で生まれようとしています。
　チャネラーと言われる様な、特殊能力を持った人達が今、沢山現れようとしています。本物はさほど多くいないかもしれませんが、でも確実に存在しています。今そういった人達がもう一度結束し、お互いの情報を確かめ合う様な、そういった場の提供を求めています。そろそろ力を合わせ、この日本を又地球を、未来へと導かなければならないからです。
　これから多くの危機を迎え、それでも未来は存在してきます。全てが滅びる訳ではありません。例えばこの放射能問題も、容易く解決できる能力を持った人がいます。ただ表に出られないだけです。又エネルギー問題、特に電気では無料でクリーンなものを無限に作り出す事は、さほど難しい科学ではありません。それはもう、何年も前に出来上がっています。それなのに、表に出せないのです。なぜならば経済という、極めて不合理な現実がそこに有ったからです。
　もっと優れた科学がここに有る以上、損得抜きでそしてもっと素晴らしい意識が存在する以上、今こそそれを伝えなければなりません。人類はそういった特殊な能力を持った人達を今、必要としています。
　もしこの人類に未来を託すとするならば、少しでも早く手を打つ必要があるのではないでしょうか。