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その昔、この日本は、三民族により統治され、和みの世界で人々は穏やかに暮らしていました。
ある大きな事件が起こるまで。
ある日突然、大国から、この日本に攻めてきた人達がいました。
私達三民族は、僅かな大国の人達に、あっという間に支配されてしまったのです。
そして、この三民族を統治し、政(まつりごと)を司っていた長達は、彼らの呪いにより土蜘蛛とされ、大地の底で密かにその呪いが解ける日を待ちながら暮らしていました。
 なぜ、こんなに容易く、この大地が奪われてしまったのでしょうか。
私達三民族は、人を殺めることを知りませんでした。
全て神の下(もと)に、生も死も存在し、神だけがそれを行う権利があると考えていたからです。
私達は自然の中で、この豊かで恵まれた自然の中で、何一つ不自由のない、穏やかな毎日を過ごしていたのです。
 なぜなら、当時の日本の人口は、十万にも満たない程の数で、川に行けば魚達は捕まえ放題、森に行けば動物達も狩り放題、野に行けば菜も摘み放題、海に行けば貝も取り放題、山の木の実も私達三民族が生き残るには、十分過ぎる程あったのです。
もちろん争うこともなく、穏やかな中で暮らしていたことは言うまでもありません。
 全て、自然神が与えてくれた、ユートピアで暮らしていたのです。
争うことなど考えることもなく、戦いなど、初めから存在しなかったのです。
だから、人の命を奪うことが出来るのは、間違ったことをした時、神が下す天罰であり、また死は自然の出来事であり、争いや戦いの中から生まれるものではないことを知っていました。

その中に、人が人を殺すという意識を持った人達が大国からやって来て、長達は大半が殺され、一部の人達がそこから逃れ、密かに生き続けてきました。
そこに住む人々が、あなたはなぜ人を殺すのですかと訪ねたら、そこに答えはありませんでした。
そして人々は、それを恐れ、それに従い、その力を持った人を逆に神とあがめたのです。
そして、神となった彼らは、この三民族を統治し、また政を初めとする、三民族独特の法則を彼らもまた守り続け、平和な時期を迎えることとなるのですが、それも長続きせず、民族同士の戦いが繰り広げられることとなっていくのです。
その時、神となった彼らは、それを楽しんだことでしょう。
平和過ぎた、穏やか過ぎた三民族に、戦いを教えてくれたのが彼らであり、またそれに従うようにさせたのも彼らでした。
しかしながら、その時、一部族だけは彼らに逆呪文をかけました。
彼らがもし、百年間、政・神事を怠ったならば、土蜘蛛にされた一族が蘇り、もう一度平和な世界が作られるように、働き始めることでしょう。
その時はもう、彼らの力は失われ、ようするに、シャーマンとしての能力はもうすでにそこにはないのです。

そしてやがて、三民族の中から優れた能力を持つある種の人達が蘇り、シャーマン的な意識はもちろん、宇宙意識と感応しながら、この世の中を正しい方向へと導く為の、働きをするでしょう。
彼らの持つ優れた能力の一つに、未来予知能力があります。
また、もっと優れた能力の中には、その人達の運命を変えたり、未来を正しい方向へ導いたり、その意識のコントロールがたやすく出来、人々を安らぎの方向に導くことが出来るのです。
そして、悩める人達の過去を清算し、未来の扉を開いてあげることも、さほど難しいことではないのです。
今蘇りつつあるその意識により、人類は正しい方向へと進むことが出来るでしょう。
蘇った土蜘蛛一族は、必ず未来を明るい方向へと導くことが出来るのです。
洗脳を解かれた人々は、やがて目の色が、ブラウンから黒へと少しずつ変化し、本来ある姿へと戻っていき、また倭三民族の誇りを取り戻し、やがてそこに集い、正しい方向へと歩むことでしょう。

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